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 今回取り出す一通の葉書は、未使用の印刷葉書の上に筆書きをして活用した、珍しいものである。しかも未使用のこの印刷葉書は、ナント賀川豊彦と玉井太郎両名からの、賀川の長男・賀川純基と玉井道子の結婚式の御礼状である。
 礼状の日付は「昭和19年8月20日」となっているので、筆書きの方には日付はなく消印も剥がされているので正確にはわからないが、文面にある「5月13日」は、翌年敗戦の年(昭和20年)「5月13日」であろう。



   差出 東京都世田谷区上北澤2丁目6の3
   宛先 兵庫県西宮市北口高木町南芝 一麦保育園 武内勝様

謹啓 来る五月十三日(日)には神戸
イエス団の礼拝に出席致す予定に致し
て居りますから左様に承知下され度存じます
何卒電話にて吉田源治郎氏 三浦清一
氏にも御知らせ願い度願い上げます。目下論文
執筆中の外厚生省をも応援して居
りますので忙しく致しております。然し二三日
は滞在する予定に致しております。
愛隣館のことも相談したいと存じます。



 ところで、上記の筆書きの下の隠れた文字はどうにか読み取れる活字印刷の「結婚式御礼状」の文面は、次のようになっている。

謹啓決戦下邦家の為益々御盡瘁の事と奉存候陳者
賀 川 純 基
玉 井 道 子 
右両人今春来徳義憲牧師御夫妻のご媒酌により婚約
中の處八月五日午後四時東京都世田谷区上北澤三
丁目日本基督教団松沢教会に於て小川渙三牧師司式
の下に結婚式挙行致候間此段御通知申上候年来の御
厚情を感謝し向後一層御鞭撻の程御願申上候 敬具
  昭和十九年八月二十日
   賀 川 豊 彦
玉 井 太 郎



 この時「結婚家庭」をスタートされたご夫妻は、ともにその御生涯を全うしておられるが、ご子息の賀川督明氏はいま、持ち前の非凡な才覚を活かして、「賀川献身100年プロジェクト」の重要な推進役のお一人として活躍中である。
 前回は「徳憲義牧師」についてお尋ねしたが、早速ここに純基・道子ご両人の「媒酌人」として登場している。この頃、徳牧師は東京方面で働いておられたのであろうか。
 この御礼状を見ていると、結婚家庭を築いた当事者たちではなく、両家の戸主の名で差し出されているのも、今では驚きではある。(2009年8月19日記す。鳥飼慶陽)



賀川豊彦献身100年記念事業実行委員会
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